カードキーの紹介

カードキーとは、カード本体に登録した情報と扉の鍵の部分に登録した情報を紐付けし、二つの情報が一致したときにだけ開錠することができる鍵です。

形状は名前の通り、クレジットカードのような形状をしています。通常の鍵と違い、鍵を差し込んで操作する鍵穴の部分がない為、ピッキングなどの被害に遭う事がなく、防犯上とても優れています。また、カードキーの場合、扉を閉める際は自動でロックがかかる為、「閉め忘れ」という心配もなくなります。

このような理由から、カードキーシステムはここ10年ほどで急速に普及が進んでおり、集合住宅やマンション、戸建住宅でも採用される事が増えています。

安全で便利なカードキーですが、注意点もあります。カードキーはその形状から財布に入れる場合が多いと思われますが、財布を紛失した際、拾った方や盗んだ方に悪意があれば、一緒に入っている免許証などから住所を割り出される可能性があり、その場合簡単に自宅に入室される恐れがあります。

また、コンパクトな形状ゆえ、割れてしまうという事もあり、その際の再発行、交換費用は通常の鍵よりも価格が高くなります。通常の鍵よりも防犯性の高いカードキーですが、その取り扱いや保管方法に関しては、気を抜く事無く注意する必要があります。