CP認定錠/CP-C錠認定制度の紹介

CP-C錠認定制度とは、ピッキング対策が施された、不法侵入を防止する性能が高いシリンダー錠を認定する制度です。CP-CとはCrime Prevention Cylinderの略です。

また、その認定を受けたシリンダー錠のことをCP認定錠といいます。この制度は近年の不法侵入の増加やその手口に巧妙化に対する対策として作られたものです。主催団体は財団法人全国防犯協会連合会です。この団体は警察庁の外郭団体であり、2000年以降からこの制度の運用を行っています。

認定基準は非常に厳しく、対象もかなり限定的です。例えば、シリンダータイプの錠であれば何でもいいというわけではなく、彫り込みの行われているタイプ、あるいは面付けが行われているタイプでないと認定を受ける事はできません。また、タイプは合格でも、基本的なスペックが高水準に達していないと認定されません。スペックとは破壊行為に対する性耐性などを指します。これらを総合的に試験して認定を行うかどうかを判断します。

また、一度認定を受けたからといって、ずっと有効というわけでありません。3年の期間限定での使用となります。これは建物の防犯性能を常に最新の状態に保つためです。