ディンプルキーの紹介

ディンプルキーとは、ピンシリンダー錠のひとつです。鍵穴にキーを差し込むことで、シリンダー内部のピンが押し上げられるため回転が可能になり、開錠する仕組みになっています。一般的なピンシリンダーは、内部に6~7本のピンが1列に並んでいますが、ディンプルキーシリンダーはそれ以上に構造が複雑になっています。ピンの数が多いほど内部構造は複雑化し、その分防犯性が高くなると言われています。

たとえば、GOALのV18だと3列18本、日本カバのカバスターネオは5列26本と、かなりの数のピンが使用され、防犯性の高さに定評のある製品として知られています。従来のピンシリンダーがピッキング犯罪のターゲットになってしまったことから、ピンシリンダーに変わりディンプルキーが全国的に普及しました。ディンプルキーをピッキングしようとした場合、その難易度はピンシリンダーの10倍以上とも言われています。ただし、安価で質の低いディンプルキーでは、簡単にピッキングされてしまうケースもあります。大手メーカー以外の製品を利用する場合には品質に注意が必要です。