プッシュプル錠の紹介

プッシュプル錠は、ハンドルを「押す」あるいは「引く」ことによって扉の開閉を行える錠前です。一般的な錠前はハンドル(ノブ)を「回して押す(引く)」か、「つまみを押さえながら押す」ことによって、ラッチボルトの動作を行い扉を開閉させるのですが、手間がかかることがあるので、人によっては開けにくいケースがあります。

一方、プッシュプル錠は行う動作数が少なく、軽く押すか引くだけで扉の開閉が可能なので、比較的力の弱い人や小さな子供・高齢者などにおいても、開ける力を軽減させて、スムーズに扉の開け閉めが行えるメリットがあります。

扉の開閉が簡単でユーザビリティに優れたプッシュプル錠は、劇場、映画館、コンサートホール、ホテルの宴会場の他、多数の人が使用する施設や公共性の高い施設において、広く採用されています。とりわけ大きなサイズの重量の重い扉には、とても適しています。

なお、プッシュプル錠のハンドル部の仕様については、誰でも操作が簡単な大きなサイズが基本であり、縦長タイプや長方形タイプの他、様々なデザインがあります。また、鎌デッド装備の他、防犯性能を高めた仕様のプッシュプル錠があります。